原作沿い連載
□⑥前夜
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『着きやしたっ!!!海上レストラン!!』
『でっけー魚っ!!』
『うわ――っ』
『ファンキーだな おい!!』
前夜
『か…海軍の船!!』
私達は海上レストランへ辿りついた。
そこには海軍の船。
そして…
『お前らやっぱすげェ弱いんじゃねェのか？』
『い…いや。なかなかやるぜ あいつ』
『さすがのおれ達も紙一重だ』
『何やってんだよお前ら』
負けてひっくり返ってるジョニーの上着から数枚の紙が落ちてきた。
…見なければよかったのに…。
『ジョニーこれなに？』
『ああ…そいつあ賞金首のリストですよナミの姉貴。それがどうかしましたか？』
一瞬心臓が止まった。
見覚えのある顔。
蘇る記憶。
『どこに返してんだバカッ!!!』
大きな音でまた現実に戻される。
けど心のなかは…。
『どうした？』
ルフィがレストランへつれていかれた後、ゾロが私に声をかける。
『…え？』
『顔。こわばってる』
『///』
『大丈夫か？』
『大丈夫…なんでもないわ』
『そうか…にしても遅ェなルフィ…』
また心配かけちゃった。
やめてよ…。
心配しないで。
わたし…
私はやるべき事がある。
夢見の海賊生活なんかやってる場合じゃない。
…早くこの船を離れなきゃ。
…早くこいつらと別れなきゃ。
…早くしないと………。