原作沿い連載


□Dキッチン
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『よし決まりだ!!"海のコック"を探そう!!!』
『海のコックを探すんならうってつけの場所がある』
『海上レストラン!?』
『よかったら案内しますぜ』




キッチン




航路は北へ。
目指すは海上レストラン。
海のコックを仲間にするために。


『ナミー腹減った!!!』
『なんであたしに言うのよ!!』
『そりゃぁおめぇ…俺に料理がつくれると思うか?』
『ウソップとか…ゾロに頼みなさいよ!!』


名前を出してみてふと思う。


『そういえばゾロは?』
『ああ。ヨサクとジョニーと甲板ではなしてる』
『にしてもゾロにも友達いたんだなぁ〜シシシ』


友達。
外に出てみると3人の影。
柄にもなく楽しそうに話してる。


うらやましい…


なぜかこんな感情が生まれた気がした。


『ナミの兄貴!!』


呼ばれてはっとした。
またボーッとしてたんだ。
最近こんなのばっか。


『なんであたしが兄貴なのよ!!あたしはか弱い女の子よ?』
『か弱い?そりゃ納得行かねぇな』
『なんでよ!!』
『とにかくさっきは助かったっす!!』
『いいのよ。でもそのくらいの知識はないと本当に死ぬわよ?』
『ゾロの兄貴!!いいヤツ仲間にしましたね』
『まあな』


ドキッ!!


いいヤツ…
それって…
いいえ。それ以上の意味はあるはずないわ。


『ところでナミ、お前なんか用か?…わかった!!飯ができたんだな?』
『…なんであたしが』
『なんでって…お前以外だれがいんだよ』
『へ?』
『お前しか作れるヤツいねぇだろ?』
『なっ…』
『お前の飯楽しみにしてるよ!!』
『!!!///』


何ソレ…


『いっ…言っとくけど有料だからねっ!!!!!』


ちくしょ〜!!
何よ今の!!
殺し文句だわ…///


顔を真っ赤にしてキッチンへ戻る私。
後ろでこんな話が聞こえてまた紅くなる。


『ゾロの兄貴ってナミの兄貴と付き合ってんですか?』
『あ?』
『なんかそんな雰囲気がしたっす』
『バーカ!!』


今日は特別に無料で作ってあげようかしら…?
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