第一巻

□第七話 ツンデレデレ
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「こなた、おはよ。」

「おはよぉー…おぉ!包帯ぐるぐるが取れてる!」

「そうなんだよ。医者がもう大丈夫だって」

「よかったぁ。これで遠慮無く手をつなげるね」

「そうだなー。それにしても利き手の右じゃなくてよかったよ」

「うん。『がけのこうみょう』とかいうやつだね」

「こなた…少なくとも崖はないぞ。怪我の功名の間違いだろ」

「そーとも言う!」

「そうしかいわねーよ」

「ぶうーっ、慶のいじわるっ」

「こなたは、こなただな」

「どゆこと?」

「いや、気にしないで」





「こなちゃんと慶くんおはよー」
「うっす」

「あー包帯取れてるーよかったねぇ」

「そうなんだよ。手が使えるっていいな」

「で、治ったから片手でカバン持って片手で手をつなぐってわけ…?ほんとに、もうあんた達にはあきれるわ」

「ん?かがみんやっぱりうらやましいの?」

「…別に。あたしだって……って学校いかないと遅刻するわよ」

「そだな。そろそろいこうか」
なんか、かがみが私だってとか言ってたな。調べてみるか…




「おー!!ミイラ男脱出か?」

「まつ…そんな表現お前が初めてだよ……」

「そうか?まぁとにかくおめでとう」

「おう。ありがとう」

「ん!松永隊長!前方に白石発見ですっ。出撃許可を」

「よし。いけっ!」

俺は後ろから突撃していく

「うぉりゃっ」

「えぇ!?なに?」
そのままプロレス技へ



「いてててててー離せよ」

「まぁ、これぐらいで勘弁しといてやろう」

「なんなんだよ…」

「俺の復活試合だ。光栄に思えよ」

「誰が思うかっ!」



……ぶつぶつ

まぁ白石はおいておこう


ー昼休みー
「慶、ごめん。今日お弁当作り損ねちゃったんだ」

「じゃあ学食いくか!」

「うん」



ー学食ー
「へぇーけっこ広いんだね」

「そっか。きたことないんだっけ」

「チョココロネは持参だからねぇ」

「さて俺は…」




「なににしたんだ?」

「私は、『こなたぬきうどん』なんちゃってw」

「10点。」

「えぇーけっこいい感じなのに?それより慶、そんなにカレー食べられるの?」

「まだ少ないほうだよ。転校してきたころ、これの二倍ぐらいのを食わされたからね」

「ふぇー。つかさじゃないけど、どんだけーっ」


「さっ食べるか」

「「いただきまぁす」」


「こなた…俺の水をさ、いっしょに飲むのはいいんだけど、飲み干したら注いできてくれないか?カレーで今死にそうなんだけど…」

「少々お待ちください。ご主人様っ♪」



「おまたへー。どうぞ」

「ありがと。こなたって間接キスとか気にしないんだな」

「なにを今さらぁーもっとすごいキスをした仲ではないか!!」

「それもそうだな」

「あのーそれでお願いが…」

「ん?なんだ。」

「おなかがいっぱいになってしまいまして…」

またか…こいつと飯を食うと大体こうなる。小食なのかな?まぁそういうところもかわいいが…

「あいよ。」

「悪いねぇ。いつもいつも」

「大丈夫だよ。こうなると思って少な目に頼んでるから」



俺はそのあとたぬきのいない、たぬきうどんをすすった
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