第一巻

□第二話 黄金休日
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ふぅ。
俺は今モーレツに暇だ。
「何が旅行だ。世間はいかれてる!けっ」
と、どこにもいけない負け犬がさわぐ

ピロピロピロ

携帯がなる。
「こなたか。なんだろう?」
「もしもし?」
「あ、慶ーアキバいかない?みんな旅行行っていて誰もいないんだよぉ。慶ならひまかなーって」
「なんか俺が年中暇人みたいな言いぐさだな。確かに暇だから行くけど…」
ぶっちゃけ俺は暇つぶしができてうれしかった
「じゃ今アパートの前いるから出てきてね」
窓から見ると下で手を振っている
「あいよ。今いくー」



「ここがアキバかぁ」
「何?きたことなかった?私に感謝したまへー。さー今日は買うよぉぉ」
俺はつき合わされるのか…
案の定午後五時までこきつかわれた(-_-;)
「さて、たくさん買ったし一服しよっか」
なんか嫌な予感がする
「ここはいろー」
予感的中。
「…この店は……?」
「コスプレ喫茶だよ。ここじゃ普通だよ?」
メニューも意味がわからない
こなたが『ダブル萌えろんソーダ』とかいうのを頼んでいた
さて、実際にきたのはただのメロンソーダなのだが、ストローの形がおかしく、ハートマークになっていて、二人でいっしょに飲むものらしい
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