140文字短文


◆銀新で、腕を組んで歩いているシーン(パー新) 


目立つ長身に銀髪のツインテール。
女装だと即わかる銀さん…基、パー子さんは、かまっ娘倶楽部でのタダ酒にすっかり千鳥足。
そのまま帰路につけば、んふふ〜と上機嫌で腕を絡めてきた。
「これならバレないでしょ」
「いつまでパー子さん口調なんすか」
つか計算かよと見上げると、男の顔でにやんと笑まれた。


2012/09/28(Fri) 12:31 

◆銀新でアイドルパロで友達以上恋人未満な作品 


一限だけ出席してもう早退。
アイドルは忙しいんだから仕方ないけど、もっと一緒にいたいと願ってしまう自分がいる。
「新八。今日お前んち行っていい?」
坂田君は心が読めるのか。
突然のことに首を縦に振るしかできない。
「夕飯よろしく」
ぽんと頭に乗せられた手にドキドキする。
早く夜にならないかな。


2012/09/27(Thu) 12:43 

◆遊園地で、泣くほど笑って鼻筋に唇を落とす銀新 


怖いくせに強がりで見栄っ張り。
僕らにはもうバレてるのに虚勢を張るその姿も愛おしく感じてしまう。
しっかり繋がれた手を握り返し、お化けに怯える銀さんが可笑しいと大声で笑ってあげる。
ほら、怖くないでしょ。
この手を離さず出口に行けたら、ご褒美あげますね。


2012/09/26(Wed) 12:33 

◆銀新で、頬にキスするシーン 


正座してじっと待っているのに、一向に動きがない。
唇になら平気で頬は恥ずかしいとかわけがわからない。
した後にどんな表情をすればいいかわからないらしい。
それなら照れが収まるまでぎゅってしてくれたらいいのに。
「銀さん」
僕にできる最大限の甘い声。
僕だって恥ずかしいんですから、早く…して。


2012/09/25(Tue) 12:31 

◆白衣に眼鏡で寝ていたところを優しく起こされている銀新(3Z) 


ノック一つで扉の向こうにいるのが志村だとわかる。
机にうつ伏せで狸寝入りをしていれば、控えめに開く扉と先生?と確認の声。
近付く気配を窺っていると、息を詰める雰囲気。
肩に置かれた手の温もりにいった意識が、髪に落とされた口付けに集中する。
これだから狸寝入りはやめられない。


2012/09/24(Mon) 12:44 

◆銀新で、上着を着せてあげるシーン 


「また一人で行って怪我して!僕らがどれだけ心配してるかわかってるんですか!?」
抑えていた感情を吐露する新八は、涙を流しながら強い視線で俺を睨み付けた。
卑怯な奴で悪ぃな。
血のついた着流しを新八の頭から被せる。
そっと抱き寄せてただいまを。
着流し越しに滲んだ涙が胸に広がった。


2012/09/21(Fri) 12:40 

◆銀新で、膝枕で寝るシーン 


柔らかくないし、高いし。
それでもウトウトするのは傷付きながらも大切なものを護ってきた大きくて温かい手が髪を優しく撫でるからだ。
「…銀さん」
「んー?」
閉じた目の向こうから感じる視線は柔らかい。
好きとか一緒にいたいとか伝えたいのに意識が落ちる。
起きたら伝えますから。
そこにいて下さいね。


2012/09/20(Thu) 12:34 

◆銀新で、押し倒すシーン 


両肩に乗せられた手から感じる熱。
力強さに負けそうで、でも簡単に押し負けるのは男としてのプライドが許さない。
「い・い・か・げ・ん・に!倒れろ!」
「イ・ヤ・ですっ!」
ぐぎぎと互いの力が押し合う。
甘さも雰囲気もあったもんじゃない。
でも。
きっとこの後は−−


2012/09/19(Wed) 19:48 

◆銀新で、お互いに意識しすぎて無言の状態が続いて気まずくなってるシーン 


なんで何も喋ってくれないんだろう。
いつもみたいに眼鏡をネタにからかうだけでいいのに。

なんで何も喋んねーんだよ。
仕事探せって説教でいいんだからさ。

口を開くと余計なことを言いそうで。

黙ってたら心音でバレそうだ。

お願いですから何か言ってください。

頼むから沈黙を破ってくれ。


2012/09/18(Tue) 19:09 

◆ベッドの上で、目を閉じてうなじにキスをする銀新(3Z) 


そろりベッドを抜け出して、喘いで涸れた喉を潤わすために水を飲んだ。
部屋に戻れば、毛布がずれて壁の方を向いた先生の肩が見えた。
国語教師のくせに逞しいそこに吸い寄せられるように近付き、項と肩に口付ける。
痕、つけちゃおうかな。
なんて。


2012/09/17(Mon) 14:25 

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