世界辞典
【ま】 7件
【魔漿石 (ましょうせき)】
パワークリスタル。
魔石より多くの魔力を溜め込む石。
こちらは自然界には存在せず、魔法系の実験の失敗時に偶然発生する。
何故かは解明されていないが、一説では実験失敗時に大気中へ拡散する筈の魔素が、残る魔的な要素のモノに引きずられて集まり、結晶化した物ではないかといわれている。
魔石より扱いが難しく、制御用の呪を刻んだ補助装置が必要となるため、小型の魔導具には向かない代物である。
見た目は常に虹彩を放つ乳白色の玉。
【魔石 (ませき)】
パワーストーン。
大気中に流れる魔素(マナ)を集めて溜め込む性質を持った石。
己の魔力を使わずに魔法の発動が可能な事から、色々な魔導具に組み込まれている。
精霊が多いところでよく採集されるため、精霊石とも呼ばれている。
見た目は水晶だが、光を当てずとも常に仄かに光っている。
【魔属 (まぞく)】
魔界と呼ばれる界に属する生物の総称。
大昔に魔界との直接的な繋がりが断たれた人間界では大半は伝説の生き物扱いだが、稀に人間界に現れ、混乱を起こす者もいる。
見た目はグロテスクなモノから美麗なモノまで、一番個々の個性を表にだした姿なモノが多い。
性格は大半が残酷・狡猾・快楽主義・刹那主義・ニヒリズム・ジャイアニズム等の持ち主である。
魔属の中には魔族と呼ばれる者達がおり、魔族は人間界でいう貴族や王族などのようなモノである(要:【魔族】項)。
また魔属は生まれた時から己の使える魔法を知っており、能力は己を鍛えることで成長することはない。
もっとも、これは人間以外の種族にも大抵は当て嵌まる。
ただし、他者を取り込むことにより、新たな能力の取得や強化を図ることが可能である。
【魔族 (まぞく)】
魔属の中でも高い知性を有した存在を指す。
高位の魔属ほど美麗な容姿となっているが、それは魔属の容貌が魔力と正比例の関係にあるからで、魔族と呼ばれるものは総じて目に眩しい容姿のようである。
【魔導 (まどう)】
総ての魔法の元となったといわれている術。
使い手は極端に少ない。
取り立てて長い呪文も道具も必要なく、その気になれば何の予備動作も無く使用できる。
しかし精神集中のために何らかの動作をとったり、呪文らしき言葉を紡いだりもする。
自身の魔力を意思により現出、術として発動させるため、想像力(アイデア)と創造力(オリジナリティ)が必要となる。
なお、個人の持つ魔力によるものの為、同じような術でも威力などに差がでる。
また、発動に失敗すると魔素の逆流がおき、術者に負担となって返る。
制御などが大変難しい高度な術である。
【魔導具 (まどうぐ)】
魔法研究に携わる者が、一般の人や魔力の低い人等が造詣が無くとも使えるように開発したもの。
誰にでも扱え、威力や効果も同じである。
魔導具は半恒久的な物と、消耗品の二種類がある。
また誰でも使えるが、効果の高いものは高価である(駄洒落ではないと主張)。
【魔法 (まほう)】
魔法と一口に言っても、様々な種類がある。
精霊魔法、神聖魔法、闇魔法、現代魔法、古代魔法、儀式魔法、擬似魔法、錬金術、根源魔法、魔導 等々
擬似魔法以外は系統別に造詣がなければならない為、普通に暮らしていれば接することはない。
[戻る]