世界辞典

【せ】 3件

【精霊 (せいれい)】
自然界の様々なものに宿る精神体。

大まかに分けると次の八つに分けられる。

風、炎、水、大地、空、刻、魔、聖

風、炎、水、大地は多く見られ、人や幻獣などと契約したりする。

空、刻、魔、聖は数が少なく、また特殊な方面に力を発する。


精霊にはそれぞれ真名があり、それを読み解けば召喚し、使役することも可能である。

しかしその方法では、召喚者の力が弱まった途端に報復される。

また、高位の精霊となる程に思考力や姿がはっきりとしてくる。
低位の精霊は不定形であったり個体の思考力が低かったりする。

また、空、刻、魔、聖の精霊は中位以下が確認されていない。



因みに精霊魔法は召喚ではなく、精霊が気に入った相手に力を貸す魔法である。


【精霊界 (せいれいかい)】
世界に存在する事象を司る物質的な肉体を持たない精神体が暮らす場所。

死者も一部こちらにいる。

属性は大別して八つあり、
大地…大地と守護を象徴。知識と豊饒を司る。
水…水と慈悲を象徴。心身の癒しを司る。
炎…炎と絢爛を象徴。文明の発展と破壊を司る。
風…風と自由を象徴。導きと気まぐれを司る。
魔…闇と精神を象徴。安堵と恐怖の対極を表す。
聖…光と威厳を象徴。苛烈さと幻を司る。
刻…時間を象徴。時の流れを管理する。
空…空間を象徴。空間内に存在する全てを司る。

となっている。

また階級があり、五段階に分かれている。


【精霊魔法 (せいれいまほう)】
世界に存在する様々なものに宿る精霊の力を借りて行使する術。

精霊魔法は必ず『呪文の詠唱』が必要とするが、その理由は声に起因する。

声は則ち音波であり、音波は空気の振動により影響力や範囲を広げていく為、これを利用し言葉と精霊との間に一種の共鳴現象を引き起こす。

更に声に一定のリズム(韻)と魔力を持たせることにより、共鳴現象をより強化する。

この為、言語が違っても同じ術を発動できたりする。

精霊の持つ“真名”を声に宿る呪力的影響と共鳴させて発動させるからである。


精霊魔法は精霊の力に依る所が大きい為、同じ術なら正確に韻を践むことが出来れば、誰でもほぼ同等の威力となる。

最も、魔力の低い者は高位の精霊を喚べない(精霊が応えない)為、高度な魔法は使えないのが基本である(補助道具を使った儀式や人数を集められれば使えないこともない)。



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