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子供だけの窃盗集団から財布を取り返し、宿代を支払ってツァーカブを発ったのは、結局更に翌日になってからだった。
律儀に財布を取り返した日も宿の手伝いをしたためである。
ちなみに子供達はその日宿に泊まらせ、翌日(つまり町を発った日だ)に皇都へ向かわせた。
ついでにバイト代として、宿代以上に金を受け取っていたりする。
勿論子供だけでは危ないので、護衛として町で傭兵を雇い、少年達には手紙を持たせた。
帰ってからが怖い(特にジーク)が、取り敢えず意識の外に放り投げておいた。
傭兵には一応多めの金と、ちゃんと送り届けるように頼み込んだ。
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