短編

□ハッピーハロウィン!
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甘いお菓子が食べたくなる日………ハロウィン!!










甘い犯しを君に〜Part2〜










今日は、越前の家に珍しく不二が遊びに来ていた。
丁度、南次郎と奈々子が外出していたのだ。
南次郎は、またいつものようにフラフラとナンパをしに行ってしまい、奈々子はというと、安売りをしている少し離れたスーパーまで、徒歩で夕飯の買い物をしに行っているのだった。

「久し振りだなぁ…」

不二は玄関に立ったままポツリとそう呟いて、久し振りに見る越前の家をグルリと一度見渡した。
前に来た時から何も変わっていない室内に、少し緊張していた気持ちが和らぐ。

「先輩何してんの。早く上がれば?」

流石、越前にとっては我が家というだけあって、既にせかせかと何やら準備をしながら動き回っていた。
その合間に、何やら挙動不信気味の恋人に声を掛けて早く入るよう促す。
そう言われると、不二はやや急ぎながら靴を脱いで、ひんやりと冷たい廊下にゆっくりと片足を踏み出した。
それから近くにあった青いチェック柄のスリッパを見つけたのでそれを借りて履き、忙しそうに準備をしている越前の元へと歩み寄った。
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