短編

□ハッピーハロウィン?
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今日は待ちに待った10月31日。
そう‥『ハロウィン』!!










甘い犯しをキミに













「越前。今日、何の日か知ってるかい?」

既にもう真っ暗な中、やっと帰路について、今、何故か隣りにいる片思い中の相手、越前リョーマにそう訊ねた。
本当なら、いつも桃が自転車で越前を送って行くんだけど‥今日は用事があるとかで一人で帰っていたらしい。
まぁ、棚からボタ餅ってこういう事を言うんだろうな、なんて思ったりして。

「え?…あぁ、ハロウィンっスか?」

この人、いきなり何訊いてんの…。
あー、桃先輩が都合悪いなんて言わなかったら、不二先輩と帰んなくても済んだのに。
何か苦手なんだよね、不二先輩って。
そもそも、菊丸先輩は大石先輩と練習で無理、乾先輩は海堂先輩と練習…。
河村先輩も家の用事だとかで早く帰るし、部長は‥個人的に色々と無理だし。
結局不二先輩しかいなかったんだよね…。

「そう、ハロウィン。それで、その時に何て言うか忘れちゃったんだ。何て、言うんだっけ?」

実は何て言うか知ってるんだけど、話を続かせる為に訊いてみた。
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