長編(アイシ)

□スーパーボウル 1st season
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【注意】
この作品は2009年のスーパーボウルの試合内容に準じております。

スーパーボウル。
アメリカの現地時間では日曜日の夜だが、日本時間では月曜日の朝だ。
泥門デビルバッツの面々は暗黙の了解のもとに授業を放棄し、部室に集合。
テレビで試合を観戦していた。

今年の決勝はAFC覇者スティーラーズ VS NFC覇者カージナルスだ。
過去5回制覇のスティーラーズに対して、初王座を目指すカージナルス。
前評判では断然敗色濃厚のカージナルス。強豪とあたるデビルバッツもいつもそうだった。
その上ユニフォームの色は赤とくれば、必然的にカージナルス応援になる。

「マークがきついのかな。それともWRを囮にしてるのかな?」
画面を見ながら、セナが首をかしげた。
デビルバッツと違うのはカージナルスはパスが主体のチーム。
だが前半はなかなかそのパスが通らない。
スティーラーズの選手のポジションを追いながら、自分の問いの答えを探している。

ヒル魔はそんなセナの様子を見て、微かに笑った。
自分のポジションだけでなく、ゲーム全体を見ようとしている。
疑問のレベルはまだまだだが、いい傾向だ。
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