past clap

□Jun
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「あたしさ」


「ん?」


「潤のこと大好きだよ」


「知ってる」


「潤は好き?あたしのこと」


「聞かなくてもわかってんだろ?」


「わかんなーい」


「嘘つけ」


「ね、言って?」


「じゃあ、先言ってよ」


「言ったら言ってくれる?」


「多分」


「でも、あたしさっき言ったしなー」


「いいじゃん。また言ってよ」


「潤が言ってくれたら言う」


「俺はお前が言ったら言う」


「じゃあさ」


「なに?」


「チューして?」


「……」


「そしたら、もっかい言ってあげる」


「…やっぱ、いいや。言わなくて」


「えー。あたしとチューしたくないの?」


「したいよ」


「だったら、ほら」


目を閉じた君に、


パチッ


「痛っ…」


デコピン。


「チューじゃないじゃん」


「するなんて言ってないし」


「期待したのに…」


拗ねながら、赤くなったおでこを撫でた。


そんな君も可愛いんだけど、


「なあ」


「なーに?」


目を輝かせた君に大好きのチュー。


「(笑)潤」


俺は向日葵みたいなスマイルの君の方がもっと好き。




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