Glare2

□東軍海へ行く1
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「軍人…しかも上部の人間が気ぃ抜いちゃ駄目でしょーが。」

「でも小虎…」

「駄目なもんは駄目!さっさと執務に行くぞ。」

「…貴方近くのプールで身分を偽ってアルバイトしてましたよね?土方さんにはまだ報告していないのですが…どうしましょう。」



にっこり。
背筋が凍るほどの笑顔とはこのことだろうか。
微笑みながら脅しを仕掛ける宗一郎を恨めしく思いながらも渋々黙った。
どうやらアルバイトをしていたことを俊にだけはしられたくないようだ。
相手は戦場の鬼だ、通常生活においても逆鱗に触れれば命が危ない。

励ましてもらうにも今は信頼のおける良き部下達二人は偵察の仕事でその場におらず、また勇も執務で席を外していた。
味方が誰一人いないと理解した小虎は目頭に熱いものを感じた。
嗚呼、海でもどこでもついて行くから問題だけは起こさないでくれ。





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