Glare
□危険型恋愛思考
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「…毎度なガラ人使イが荒いゾばれった。」
「あーん、ごめんねリデルゥ。」
突然闇の中から出てきた鳥。
鴉よりも幾らか大きなそれは人語を喋った。
「ば、化け物だ…。」
先程の惨事で辺りは血生臭い。
その異様な光景は追手達の恐怖を増幅させるのには十分過ぎて。
追手達は一歩、二歩と後退をし始めた。
「ばれった、ドウする?」
「あははっ、決まってるでしょぉ?」
死体に向かって投げキッスを一つ。
するとズルリと嫌な音と共に驚くべきことに事切れたはずの男が立ち上がった。
「行っけぇ、ゾンビちゃん♪」
その直後、男達の身に惨劇が降りかかった。