Glare

□一話
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「…なぁ、ネオン。」

「なんですか?」



仕事がある。
そう言ってリッカさんは何処かへ行ってしまった。



「俺の名前もさ、リッカさんにつけてもらったんだよ。」

「…。」

「だから…仲良くしようぜ?」



にっこり。
そんな擬音が聞こえてきそうな笑顔。
思わず僕もつられて笑ってしまった。





「!!」

「どうしたんですか?」

「いや…ネオンがやっと笑ったから。」



笑ったと思ったら驚いて。
つくづく…つくづく表情の豊かな人だと思った。



「…改めて、よろしくお願いしますね、リャオ。」

「こちらこそ。…よろしくな、ネオン。」





本当の名前を失った僕。
ネオン、これからはこの名前で僕は…。








失ったものは帰ってこない
どんなに泣いても叫んでも
ならばそこから
僕は新しく『何か』を得よう





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