Glare
□一話
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「…!!」
また、あの夢だ。
東軍隊長凛藤勇は小さく溜め息を吐いた。
バクマツと言う時の流れの中、帝を…国を守るために戦った男が処刑される夢。
酷く現実身溢れたそれは幾度繰り返し見ても馴れるものではなかった。
「…一体なんだって言うんだ。」
もやもやとした気持ちをまぎらわすかのように勇は髪をかき上げた。
…気のせいだと思うが誰かに腕が当たった気がする。
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「…。」
「おはよーございます、凛藤さん。」
「帰れ。」
振り向いた先に居たのは部下である東軍一番部隊長の沖田宗一郎。
勇は宗一郎を見た途端さっさと追い返そうとした。
人の部屋に何食わぬ顔で上がり込んで満面の笑みを向けられれば当然の事だろう。