Glare

□番外編
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「神獣…」

「この色じゃ疑われてもしょうがないよね。ボクは…禁じられた神の力で獣族を助けたからこの色になったんだ。」



自分の体を見てガムナは言う。
その声色は僅かに哀しみを帯びていたが後悔はみじんにも感じられなかった。
モミジもそれを悟ったのか少しガムナから視線をずらし、軽くうなずいた。



『俺様は雪姫を愛した。決して報われることのない恋だが…俺様は後悔してない。』



ふと、時神子(ときみこ)であるジュイが言っていた言葉がネオンの頭の中をよぎった。
彼もまた、哀しみを帯びた目でそう言っていたがやはり後悔はしていなかった。

何故、なのか。
知らずのうちにネオンはガムナに尋ねていた。
否、尋ねるに入らないかもしれない。
それは多少ながらも毒の入った言葉だったから。



「…ですか?」

「え…」

「…貴方は、守りたい人を救えたんですか?」

「ネオン…サン」

「僕には妹がいました。その妹を助けるがため、僕は重症を負い命を落としました。しかし、僕は先に死に…妹をおいてきてしまいました。」

「…。」








「貴方にとって救うとはどういうことなのですか?」









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