Glare
□危険型恋愛思考
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「退け女!!」
黄泉達が去っていった道を背にしてバレッタは目の前の追手の男達と向き合った。
「なんでバレッタが貴方達のために退かなきゃいけないのぉ?」
首を傾げ、少々馬鹿にしたようにバレッタは言う。
案の定それは追手達の気に障ったらしく語調を荒げながら銃を突き付けてきた。
「貴様殺されたいのか!?」
「…殺す、ねぇ。」
馬鹿らしい。
バレッタはクスクスと笑った。
笑うついでに目の前で自分を睨む男の頬に軽く口付けをしてみる。
突然の出来事に頭がついていってないようだったが状況整理が終わると怒り狂い、バレッタ目掛けて銃を乱射してきた。
「…やっぱり怒りやすいのね。お猿さん♪それに…」
ザシュ。
「アンタ達なんかに闇人一の素早さを持つ、バレッタ・バロッタちゃんが殺られるはずないでしょぉ。」