マフィアのキオク

□会いたいよ
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夜空に現れた天の川を、


ふと見上げて、思った。


"会いたい"と。





日本から遠く離れた此処、イタリアのマフィア、ボンゴレファミリーのアジトにあるヴァリアー本部の中で、その男は忙しなく働き回っていた。


「あ゙ー…ぁんのクソボス……こんな忙しい時に追い討ちかけやがってぇ゙……」


早足で歩きながらぶつぶつと文句を言っている男――S・スクアーロは、ある部屋の前で止まり、乱暴に扉を開けた。


「ゔお゙お゙ぉい!! 終わったぜぇ!!」


ヒュッ

どかっ


「ゔお…っ」


扉を開けた瞬間に飛んできた椅子が顔面に直撃し、その場に踞るスクアーロ。

踞ったスクアーロの頭を掴んで持ち上げ、その部屋の主であり、ヴァリアーのボスであるXANXUSは冷たく言いはなった。


「カスザメ、まだ終わりじゃねぇ」


そしてスクアーロの目の前にバサバサと大量の書類を落とし自分の机へと向かう。

スクアーロは額に青筋を浮かべ、XANXUSを罵倒しながら部屋を出ていった。
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