『ねえ、何で泣いているの?』


 

 ふと聞こえた囁く様な君の声・・・・
            
              
           
             
  
 
 振り返ると君がいた。






 バイト仲間とのカラオケ。


 いつも通り騒いで、いつも通りずっと笑っていた


 いつも通り・・・

      
 
 ずっと・・・ずっと・・・ずっと・・・



 
 
 でも私の心の中は笑顔なんか見えない位真っ暗で  



 迷子になった子供のように不安で

 
 寂しくて泣いていた





 



『何でわかったの?』






『俺もそうだから・・・・』






 
 
 その日から私達は自然と一緒にいるようになった。




 
 君は私で   

 私は君   

 二人で一人       


 
 永遠に二人は一緒・・・・永遠に・・・・






  流れる歳月    
   
  夢の期限    

  襲いかかる現実   

  募る不安と焦り







 お互いを思う心は両腕では抱えきれなくなって溢れ てしまった












『ねぇ、何で泣いているの?』










振り返る先に君の姿は もうない。





















【君がいた・・。】【End】


★。。SweetSugar。。★

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