神様の企て
□雲の隣
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まだ暖かい日差しが天に昇っている中で
並盛中の応接室には二人の青年がいた
「んーー・・・」
「・・・・・・?」
「ねぇ・・・」
「うん?何、恭弥」
「・・・この体勢はどうにかならないの」
「別にいいじゃん、恭弥」
「いや、その、僕が恥ずかしいんだけど//////」
今の体勢・・・それは!!!
雲雀が蓮の膝に乗っちゃってるのです!!!
それが恥ずかしい雲雀は抜け出そうとさっきから試みるが
腰には蓮の腕が回っていて
抜け出せない
もう雲雀の顔は真っ赤になっていた
それを蓮は面白そうに見ていた
「そんなに、嫌がらなくてもいいのに・・・」
俺のこと嫌いなの?
「っ・・・、別にそんなわけじゃ///」
そんな悲しそうな顔で見ないで//////
それに耳元で囁かないでくれないかい・・・
くすぐったいんだ
「・・・きょーやー」
蓮は雲雀の肩に顔を埋めて甘えてきた
「ちょっ////!!蓮////!!」
「んー、恭弥いい匂いする・・・」
この匂い好きだなー
「・・・////」
何恥ずかしいことを言ってるんだ!!!
雲雀はこれまでにないくらいに顔を真っ赤にしていた
「・・・眠くなった・・・寝る」
「寝るなら、ソファーで寝る?」
「いや、恭弥はそのまま座ってて」
「・・・?」
そう言い蓮は雲雀を膝から降ろして隣に座り
ポスッ
「///////!!!???」
雲雀の膝に頭を乗せた
所謂、膝枕をしているのだ
これには雲雀は予想もしていなくて
顔が真っ赤になりながら口をパクパクしてる
「クスクス、恭弥は反応がカワイイなぁ」
と言いながら雲雀の腰に腕を回した
「ちょっと////!!!」
雲雀が顔を赤くしても蓮は笑って流していた
「そんなに文句言うならその口塞いであげようか?」
もちろん口で、ね?
蓮は雲雀の口を指でなぞりながら言った
「〜〜〜////!!」
今日は一体何回顔が赤くなっただろうか
雲雀は文句を言おうとしても蓮に軽く流されてしまっている
「ハァ〜、もういいよ寝てなよ」
「うん、そのつもりだよ」
じゃ、お休み恭弥
それからは部屋には話し声がなくなり
規則正しい息の音しか聞こえなくなっていた
部屋の中には仲良く寝てる蓮と雲雀の姿があった
まだ太陽は真上にあった
太陽の光は優しく彼らを包み込んでいた
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