裏劇場

□Another mission3
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Another mission3


電車に乗って塾に行くんだ 隣町の大きな塾だよ
一ヶ月の夏期特別講習さ そんなこんなでただ過ぎてく 夏
(ションボリくらぶfeat.ジェットさん:純勉夏)


「マジでやらないと手伝いさせられるぞ・・・;」
「あのような地獄は見たくねぇ・・・;」
「赤点は嫌だー;」
(何故に俺も・・・?つか、俺の部屋・・・(怒)
ナカジの家の一室、リュータ、サイバー、タロー、ナカジの四人が机を囲って暗い顔をしていた。
机の上には英文が書かれた参考書、ノート、シャーペン、消しゴムなどの学校に使う道具がある。床に置いているお菓子やジュースは時間と共にちょっとずつ減るが、ノートは真っ白・・・。
勘のいい人なら、彼らが何に悩んでいるかすぐに分かるだろう。なぜ、こうなったかは・・・







〜2週間前〜


「えー、今度の中間テストは参考書から228ページから239ページ分出すぞー。」
「「「はああー!?」」」
ポップン学園のある教室、ヘッドホンをつけたオレンジ色の髪をした教師の言葉に生徒全員は嫌な声を上げた。
この日、学校のテストの出題範囲の発表で、生徒たちは聞き逃さないようにメモをとるが、ある教科の出題量を耳にした時、全員が同じ声をあげる。
「DTOー、お前、生徒相手にこの量はねぇだろ!」
「DTO先生、あの本気ですか・・・?」
「最悪・・・」




「お前らが俺の授業を真面目に聞いていなかった罰だー。これくらいは当然だろ?」




教師、DTOは生徒たちのブーイングが殺到する中、彼は黒板に必要な分を書くと「俺だからって、舐めてかかるなー!!」と大人げない態度で教え子の苦しむ顔を見て笑う。
話を読んでいる人も分かると思うが、DTOはサイバー達の担任でもあり、英語担当の先生である。彼は明るくて真面目で、生徒たちと友達感覚で話したり、休日には教え子たちとゲームセンターに行ったりするのだが、趣味の音楽や徹夜のライブのせいで自分の担当科目で居眠りをしたり、漫画の上に教科書を被せて本を読んでいるのだ(ゲームのアニメ参照




(あいつら、人を馬鹿にしやがって・・・(チョークをへし折る)




このことが原因で、生徒たちからは「ダメティーチャー修」と呼ばれるようになり、英語の授業で真面目に受けない生徒がいるのだ。このことに切れた彼は日ごろの恨みを晴らすかのように英語のテストでわざと難問を出し、生徒達を苦しめているのだ(笑&自分がまいた種だろ;
これには生徒たちも「減らせー!!」と苦情の声もするのだが、彼の威圧に負けてしまい、結果、毎回のテストは全員地獄を見るのだ・・・。
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