小説1
□ハレルヤの作戦
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潜入先であるハイスクールから帰宅したティエリアは目的の相手がいるであろうリビングのドアを開けた。
「ハレルヤ・ハプティズム!」
「よぉ、お早いお帰りだな」
ハレルヤは番長ならこれを着るべきだとスメラギが選んだ長ランのままソファで寛いでいた。
「君が言った通りにしたが全く効かなかったぞ」
こちらも同じく女学生と言えばセーラー服と言ったスメラギの助言を素直に聞いたセーラー服姿のティエリア。
ティエリアとハレルヤはルイス・ハレヴィの護衛の為、ハイスクールに学生として潜入した刹那のバックアップ要員として同じく学生として潜入した。
ティエリアは美少女設定でハレルヤは喧嘩番長として。
しかし、ティエリアの設定がいけなかった。
ティエリアの設定は美少女で性格も穏やかでおとなしいと、まさに男子の理想的な少女だった。
そんなティエリアに告白をする男子生徒は後を絶たなかった。
休み時間、放課後とひっきりなしに。
護衛としてルイスの側にいられなくなるほどだ。