過去clap

6.水平線に恋をした
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水平線に恋をした






「ねぇいろいろと質問してもい
 い?」


『何なりとどうぞ。』







 ウソップと金髪の彼(あ、名前
 聞いてない…)は買い物に、
 

 ルフィは街の探検に外に出た
 ため今家の中にはゾロとナミ
 と私しかいない。








「ゾロとはいつ出会ったの?」


『いつだったかな…詳しい時間
 は覚えてないわねぇ…』


「確かなのは俺が自分の島を出
 て初めて会ったのがコイツだ
 った。」


『あの時はびっくりしたのよ?
 たまたま海岸を散歩してたら
 人が倒れてたんだから。
 慌てて声をかけたら何て言っ
 たと思う?<腹減った>よ?』


「第一声が腹減ったってあんた
 ルフィと同じじゃない。」


「仕方ねェだろ!減ったもんは
 減ったんだ!」







 ナミの馬鹿にするような言い
 方が癇に障ったらしいゾロが
 少し声を荒げた。









『ちょうど買い物帰りだったか
 ら適当にすぐ食べれるものを
 渡したんだけど…聞けば5日
 間放浪してたらしくて凄い食
 べっぷりだったわ…』


「どうせその天然記念物並みの
 方向オンチを発揮したんでし
 ょ。」


『でも本人に迷ってるっていう
 意識が無いんだから困り者よ
 ねぇ。』


「そうそう!少しは自覚しろっ
 ての。」


『あげく自分が迷ったくせにコ
 ッチが迷ったみたいにさ!』


「ほんとコッチの迷惑も考えて
 欲しいわ!」


「おい…お前らなぁ…」








 いつの間にか愚痴のこぼし合
 いになった2人にその対象で
 あるゾロは居心地が悪そうに
 溜息をついた。






          つづく



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