過去clap

□貴方がすべて
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 好きだとか愛してるとか

 そんな甘い言葉がなくても

 貴方という

 確かな存在があるのなら

 私は貴方を感じることが
 できるから




















「任務だ。行くぞ。」


「うん。わかってる。」


「今回は他に仕事がある。
 お前について行くことは
 できない。」


「……そう」






















 ほら、貴方のそんな一言で

 こんなにも私
 
 落ち込んでしまうの。











 決して任務に

 私情を挟まない人だとは
 
 わかっているけれど
 




 どうしても

 近くにいてくれないと

 不安に思ってしまう
 
 我が侭な私がいる。














 貴方が

 傍にいてくれるだけでも

 キセキなのに











 なんて私は貪欲なのだろう


























「じゃあ行ってくるね」


「ああ、行って来い。
 お前が帰ってくる頃には
 私の仕事も終わっている。」

























 なんて単純。
















 ああもう

 早く終わらせて帰ろう

 貴方のもとに。 




























 お互い何一つ

 愛を囁いたりしないけど






 傍にいるのが当たり前。














 足りないものを

 埋めあうかのように




 私たちは互いに求め合う。

































「ただいま、ペルソナ。」





















 愛なんて

 そんな不確かなものは

 いらない









 貴方だけがいてくれたなら

 それでいい

























 所詮私たちは

 学園の駒にしか

 すぎないのだから








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