漫遊の書

【き】 2件

【キシリア・E・クラシック (きしりあえふぃりえるとくらしっく)】
ヨーロッパの森の中、そこに建つ巨城に住む。
ゴスロリ調のドレスを好んで着ており、堂々とした立ち振る舞いと言動は貴族のよう。

彼女は現実世界において三人しか残っていない『人形使い』の一人、『魔王』。
人形使いとは『人形師』のハイエンドであり、条件としては『一体の人形を三本以下の指で操るコト』である。
現存する人形使いには『魔王』、『アイアンメイデン』、『ドールマスター』が残っている。内、アイアンメイデンのみは全部の指で一体を操っている。

『魔王』としてのキシリアの圧倒的な凄味はその操れる人形の量だろう。
たった一本で三十体、計三百体を操るその様は、見る者に『魔軍』と恐れられている。
なお一本ごとに操る人形には軍隊名がついており、左手小指から、順番に。

第一軍――亜鎌。
第二軍――愛人。
第三軍――寒斬。
第四軍――滝突。
第五軍――波締。
第六軍――天命。
第七軍――回元。
第八軍――乱麻。
第九軍――不忘。
第十軍――聖人。

と、なっている。さらに彼女は人形の目を通して遠くから視るコトができる。

その独特とも言える態度、猫のような性格、思慮深い考えは誰にも捕らえきれない。
また、達観した位置にいるため対応しづらい相手でもある。

初出は「異血鬼と吸血姉妹の真っ赤な絵本」。


【興醒今宵 (きょうざめこよい)】
ひぐらし長編「青い目で見るひぐらしな君」の主人公。
その容姿は左目が青、右腕は赤色でその姿は異様で不気味と言うしかない。

過去にその異様さからいじめを受けた経験がある。
本人はただ一人の残った肉親である母を頼りに生きていた。
しかし、そこで起きた通り魔事件により母を亡くしてしまう。
それ以降は事件を通じて知り合った刑事、御影石押花の家に住み、学校に通っている。

作中では絶望していた頃に比べ、だいぶ柔らかくなっている。
竜宮レナや押花のおかげだろう。

家族は父と母、両方亡くしている。
父は勝機、母は酔子と言う。親戚はいないらしい。



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