リクエスト掲示板
03/27(Sat) 12:19
真琴
リクです、てかリクしてる人多いな(笑)
今回はナズーリン夢です
星蓮船で一番好きです、でも小傘とぬえも好きです
ていうか皆好きです(笑)
…ちょっと話が逸れましたね、次からリク内容です
(時間軸は星蓮船後、そしてナズーリンの一人称はボク)
ある日、ナズーリンは何か宝が落ちてないかといつものように散歩をしていた
すると彼女の前方に反応が有り、そこに行くといつぞやの黒白魔法使いがいた
魔法使いはこちらの姿を認めると、ナズーリンには見えないようにニヤリと口角を上げて唐突に「そういえばお前の能力って『探しものを見つける程度の能力』だったよな」と話し掛けてきた
ナズーリンは不自然に思うも、その通りだと返す
すると魔法使いは「なら探してほしいものがあるんだが」と言ってきた
ナズーリンが尋ねると、魔法使いは『コイ』を探してほしいらしい
池や湖を探せば見つかる、とアドバイスすると「その『鯉』じゃない、恋心とかの『恋』の方だ」と訂正してきた
「まぁ、そう簡単に見つかるモンじゃないし、無期限の依頼で構わんさ」とニヤニヤしながら言った魔法使いに頭にきたナズーリンは「巫戯けるな、ボクに探せないものなんてこの世に無い。恋だろうがなんだろうがすぐに見つけてやるさ」と担架を切って返す
SH905iTV
03/27(Sat) 12:52
真琴
「ほぅ、なら楽しみにしとくぜ」と魔法使いは帽子で目元を隠し、軽くニヤリと笑うと何処かに飛んで行った。
さてどうやって探そうかとナズーリンが考えていると、丁度そこに友人の村紗水蜜が通り掛かる
ものは試しと、彼女に『恋』はどんな所にあるだろうかと尋ねる
しかし返ってきたのは知らないという答え
少し落ち込んでいると「でも人間はよく『恋』の話をしているから、少なくとも妖怪の私たちよりは知ってる事があるんじゃない?」とアドバイスをくれる
彼女に礼を言って、まずは人間を探すナズーリン
そして見つけたのは、いつぞやの紅白巫女
早速尋ねると「『恋』ねぇ…魔理沙に言われたんでしょう?……そうね、ちょっと私について来て」と飛んで行く
いろいろと話していると、人里の前に辿り着く
「半獣教師に話をつけてきたから、人間を襲わないならここで探していいらしいわよ。頑張りなさい」と言って微笑んだ巫女は、ゆっくりと帰って行った
早速、会う人間に片っ端から『恋』は何処にあるか尋ねていくナズーリン
曰く「『恋』?…そりゃここだよ」と心臓の辺りを親指でトントンと指し示す八百屋の店長
SH905iTV
03/27(Sat) 13:23
真琴
曰く「『恋』か…もうその言葉とはお別れしたの」と遠い目をする女性
曰く「『恋』ですか…あれは探そうと思って見付かるものじゃないですからね、あくまで感覚的に分かるものですから」と訳知り顔で語るいつぞやのもう一人の巫女
ナズーリンは話しを聞き続け、あるひとつの結論に至った
――『恋』は目に見えないから探しようが無い
日も暮れてきて、人里を肩を落としながら歩いていると、篭のネズミが一匹逃げ出す
追い掛けると、ネズミは一人の人間に優しく撫でられていた
変わった人間もいたものだと考えていると、「この子は君のかな?」と人間が声を掛けてきた
ナズーリンが頷くと、人間は「僕は……いや、名乗りはまだいいか。君は『恋』を探してるんだってね、里では君の事で噂が持ち切りだよ?」と言ってくる
「僕もね、『恋』がどんなものか知らないし分からないんだ」
人間はそう言って微笑む。悲しい笑い顔だと、漠然とナズーリンは感じた
「君が良ければ、僕も一緒にいて構わないか?」
だからなのだろうか、人間のこの問いに「構わない」と言ってしまったのは
SH905iTV
03/27(Sat) 13:56
真琴
「…ありがとう、僕も君の『恋』を探す手伝いをするよ」
そしてよく分からない感覚に、表情には出さないが少し戸惑うナズーリン
そろそろ帰らないで大丈夫かい?と心配した様子の彼にナズーリンは、また明日来ると言って、帰ろうと宙に浮く
「僕の家はここだから」
ゆっくり飛ぶ背中に掛けられた彼の声は、不思議とはっきり聞き取れた
「また明日、恋探しのネズミさん」
「……ナズーリン」
「ん?」
「…ッボクの名前!」
「…ふふっ、また明日、ナズーリン」
「…また明日」
何故自ら名乗ったのか、何故名前で呼ばれなかったことに対してイライラしたのか、未だナズーリンは分かっていない
ただひとつ確実なのは「明日からの『恋』探しが、一人から二人になった」ということだ
……あれ?
……中途半端になっちゃったよ!
…これ以上考えている訳ではないので、ここで切るか膨らませるかは諒さんにお任せしますm(__)m
ナズーリンを可愛がってやってください(笑)
SH905iTV
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