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□Can I open your heart?
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君の瞳に俺が映る。
綺麗な緑色の瞳。

でも君の心は俺の事を映していなくて、固く閉ざされていた。


「マカ………」


愛しい人の名前を呼ぶ。
すると彼女は、何?と返す。


愛してると伝えれば、ありがとうと言う。





じゃあマカは俺の事愛してる?





聞きたいけどその答えを知るのが怖くて、いつも聞けないでいた。


マカは俺の気持ちに気付いているのだろうか。




マカをそっと抱き寄せる。


少し驚いたのか肩を一瞬だけ震わせるが、すぐに君は俺の気持ちを踏みにじるかの様に言う。


「私にそんなに優しくして、ソウルは何がしたいの?」



「…………。」

俺は何がしたいんだろう。



もう君の心が開かれることはないのだろうか。


「信じてもらえなくても良い。無理に心を開かなくても良い。でも俺はお前の事を本当に愛してる。」


「………」


「ごめんな───」


「なに謝ってるの?変なの。ソウルの愛してるだなんて聞きあきたよ。」



そう言う彼女はなぜか悲しそうで瞳から溢れてくる涙を抑えられないでいた。


「………ソウルの馬鹿。」

「…………そうだな」


俺はもう一度強く抱き締める。



「男なんて皆嘘ばっかつくのに、信じても後で苦しむのは自分なのに…」



「……そんなことない、俺はマカを絶対に裏切らない。一回だけ、信じてみないか?」



「…………ソウル」



「ん?」


「私、ソウルの事を好きになっても良いのかな?」


「………別に悪くはないと思うぜ」


「………」

「俺はマカを幸せにする。必ずな。」




「………ありがとう。」




俺は君の心を開く事が出来たのだろうか。

もし君が苦しんでいるというのなら、


今日は貴方のためだけに



いつまでもそばにいるよ。





end
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