ウール

□7(仮)
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真夜中に新着メール。
『ヨースケ死にそう』
いや俺は死にそうじゃないけど。全くわっけわかんないんだよね俺の恋人様は。そう思いながら風邪薬とビタミンドリンクなんかを買ってってあげる俺。当然のように開きっぱの鍵。危ないっつってんのに。

そんなこんなで案の定、キーロはこんの暑い季節に毛布にくるまってソファーベッドで寝ていた。
「おれもうだめだーちょうだるい」
「つーかこの部屋ハンパなく暑いんだけど」
「おれはさむいもん。ヤバイ寒い」
「なんか病人っぽいねえ」
「病人ぽいんじゃなくてリアルに病人なんだっつーの」
「はいはい随分口達者な病人ねえ。とりあえず薬飲んで」
「うっそ買ってきてくれたの?」
「お粥とかもあるよ」
「おわー」
「レンジ借りていい?」
「うん、これ飲んでいい?」
「いいよ」
 
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