イベント集
□さっちゃん誕生日記念
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『お、馬子にも衣裳ってとこだな』
そうそう、それそれ!…って違っ
それって誉め言葉ァ〜!?
グルグルと渦巻く思考の中 突然に…無礼なほど突然に現れた間抜け面
いきなり現れんなっ この銀髪野郎
…って、もしかして…野郎の事を、ちっとでも思い浮かべたからか…呼んだのか?俺が
見下す視線は、いつもの三倍増しに憎たらしい
なんだ やっぱり ムカつく面だな、この野郎は…!
前言撤回、銀髪なんて洒落たもんじゃねぇ 白髪だ、白髪!白髪バカ!!
「…なんだコノヤロー どっから湧いてでたっ」
『あ〜 なんですかァ? まっ昼間の公園で堂々とサボリですか?ベンチでデートですか?俺らの血税使ってランデブーですか、コノヤロー 大層なご身分で』
「うるせー 目ん玉ひんむいて、よォ〜く見てみろっ 私服だ、私服! 今日は非番だ 馬鹿ヤロー」
まだ六月の初めだというのに、まるで夏日のような陽射しの昼間
せっかくの天気に恵まれた久々の休日に、松平のとっつあんに呼び出された
始末屋も同じ境遇の様で、滅多に顔を合わせない俺らは何だか気まずい感じで、ただひたすらに、オヤジを待っている
そんなトコヘ、一等気にくわないヤローの登場だ
ジリジリと照りつける太陽光線で、不快指数がどんどん上がっていく
てなもんで、イライラがマックスにならない訳がない
『…ふ〜ん 意外な組み合わせだな …でもねぇか』