綴
□天使の悪戯
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――どこかで
―――覚悟はしていたが
まさか…こんなにも
突然に起こるなんてな
はは…
青天の霹靂ってぇーの?
正に この事だな
ソイツは
澄みきった秋の空を背に
俺を待っていた
風にサラサラと揺れる
色素の薄い髪
整った顔立ち
そして―――
まるで総てを
見透かしてるような瞳
静かに佇んでいるその姿は何と無く中性的で…
そう、アレだ
―――天使
たった今この青い空から
降り立った天使みてー
野郎見て
こんな風に思うなんてな
ちょっと
どうかしてるな俺