?*忍

□すきスキ好き!
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ベルトを外しファスナーも下ろしてズボンと下着の縁に宍戸が手を掛けると、忍足は脱がせやすいように腰を上げる。
腰とシーツの間を通したら、後は長い脚からスルリと抜き取った。
裸になった脚が宍戸の腰を挟んで引き寄せ、傾いた宍戸は忍足の顔の横に手をついた。

「危ね…っ、なんだよ」

「宍戸も脱げや、俺だけ裸てマヌケやん」

言いながら忍足の手が宍戸のネクタイを解く。
宍戸はおとなしく脱がされながら、右手だけは忍足の下腹を動いて緩く頭を擡げている中心をそっと握った。

「…っ…」

シャツの釦を外していた忍足の手が一瞬動きを止めた。けれどすぐにまた一つと外し始める。
それを邪魔するかのように、忍足の自身を包み込むように握るだけだった宍戸の右手が激しくそれを扱きだした。

「ッンは…ぁっ……ちょッ…!」

忍足の手は釦を外すのをやめ、きゅっと宍戸のシャツを掴む。
宍戸の腰を挟む脚にもぎゅっと力が入った。

「忍足、まだ二つ残ってる」

「あっ……あっ…ぁ…っ」

一気に射精を促すような宍戸の手の動きに意識を奪われて声が届いていないのかそれとも返事をするどころではないのか、忍足はただ喘ぐだけだ。

「脱がしてくれるんじゃなかったのかよ…」

宍戸は苦笑する。
もう釦を外すことを完全に放棄したらしい忍足の手はシーツの上に落ちた。
宍戸はさらに追い詰めようと亀頭との繋ぎ目や鈴口など忍足の弱い部分ばかり狙って愛撫する。

「アッ、ぁっ……やぁッ…め…っ」

忍足の震える手が弱く宍戸の手首を掴み抵抗を見せるが、腰はもっとと求めるように揺れてしまっている。

「どっちなんだよお前は」

矛盾する行動にまた苦笑を零しながら問い掛けた。
やはり喘ぐばかりで答えてはくれないが揺れる腰が本音だろう。
弄ぶ忍足の自身はトロトロと蜜を垂らしてもう射精をしたいと震えている。
ここで手首を掴む手に従って愛撫をやめたらきっと怒られる。

「素直なんだか何なんだか…」

「あっ…あっ……亮っ」

「ん?」

宍戸を見つめているようで焦点の合っていない忍足の瞳がきゅっと瞑られて、腰がビクンと跳ねた。

「んぁ…あッ、ン――…ッッ」

「あ」

宍戸の手に握られたまま忍足自身は精液を放ち、それは宍戸のシャツに飛び散った。

「やべ、………ってべつにいいけどな」

洗えば済むことだしと一人呟きながら宍戸は忍足が途中まで釦を外したシャツを脱ぎ捨てる。

「忍足」

「ん……りょう…」

忍足の腕が宍戸の首に、脚は腰に絡み付いた。
宍戸は引き寄せられるままに忍足の体をぎゅっと抱き締め首に吸い付きながら右手を忍足の下半身に持っていく。
さっきまで触れていた中心をスルーして、さらに後ろの窄まったそこに触れた。

「ぁ…っ…」

指についていた忍足の精液の滑りを借りてヌルヌルと撫でると忍足は腰を捩る。

「…んー…っ」

「逃げんなよ」

「あッ…!」

つぷ、と浅く指を食い込ませるとくねっていた腰はヒクッと震えて固まった。
宍戸はそのまま指一本をすべて挿入していく。

「っ…あ…、…っ…」

何度も宍戸を受け入れているそこは指の一本くらいなら容易く飲み込み、宍戸はその指を何度か抜き差しするともう一本指を添えて挿入していく。

「あぁ…っ、ぁっ…」

二本になり少し容積を増して侵入してくる指に忍足は先ほどよりも甘く声を漏らした。
二本くらいならまだ難なく入り、宍戸は根元まで挿入するとピストンを開始した。
クチクチと濡れた音を立てながら指が出入りする。

「あっ……はぁっ…ン…っ」

忍足は明らかに甘さを含んだ声を上げ、後ろもきゅう…と指を締め付けた。
宍戸は指を動かしたまま、忍足の首、鎖骨、胸へと吸い付き紅い跡を残しながら下がって行き、忍足の腕の中からすり抜けて上体を起こす。
そして忍足の脚を片方だけグイと持ち上げると自分の指が出入りする様子を見つめた。

「……なぁ、すっげーヒクヒクしてんだけど」

「やッ…ぁ…っ…ジロジロっ…見んな…ぁッ」

「だって見てぇし」

「アホ…ッ」

さすがに恥ずかしいらしく、忍足は腕で顔を隠してしまう。
チラと見える頬や耳は真っ赤だ。
そんな行動とは裏腹に、指を咥える孔は見られていることを喜ぶように締め付けを強くする。

「っ…やらし…」

宍戸は唇を舐め、忍足の中から指を抜くと自分のベルトを外し始めた。
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