?*忍

□Foolish two boys
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それから未だに関係は続き、俺の慈郎に対する気持ちも変わることなく続いていた。
今日も俺は慈郎に呼び出され、昼休みの部室で抱かれる。
慈郎は俺の身体が気に入ったらしく、週に何回も呼び出される。週末にはどちらかの家に泊まることもあった。

「忍足、舐めて」

「…おん…」

ソファに座る慈郎の脚の間に膝をつき、ベルト、ファスナーを外し、下着の中からまだ柔らかい性器を取り出す。
手の平に包み込み、根元から先端に扱きながら顔を近付ける。小さな穴にキスをしたら亀頭を一舐めし、パクリと咥えた。

「ん…」

少し固くなってきた竿を扱いたまま、浅く咥えた部分をしゃぶって唾液塗れにする。

「忍足…」

吐息混じりの声に呼ばれて目だけで見上げると、慈郎は少し息を上げながら、にこりと笑って俺の頭を撫でた。

「気持ちいい……もっとして…、全部、咥えて?」

「…ん…」

慈郎の要求に頷き、上下に動かしていた手を根元に添え、すべてを口の中に入れようと顔を沈める。

「……ッン…く…」

さすがに息苦しくて噎せそうになるのを堪えて、唇を窄めて頭を動かす。
ギリギリまで吐き出しては飲み込み、唇で締め付けながらそれを繰り返す。
慈郎の性器は容積を増し、固くなり、反り返ってきた。先走りも滲んでいるようで、新たな味が舌を刺激する。
自分のモノも、下着に締め付けられているのがキツいくらいに育っていて、興奮に目が潤む。

俺のにも触って欲しい。

そう考えているのが伝わったのか、慈郎の片足がもぞもぞと動きだし、俺の股間を踏むように押してきた。

「ふぅンッ!」

「あーあ……こんなにしちゃて…」

「…っふ、んんぅ…ッ」

足でぐにぐにと押し潰され、腰がビクビクと跳ねてしまう。
慈郎のモノを中途半端に咥えたまま動きを止めてしまった頭を慈郎が掴み、グイッと押さえ付ける。

「んぐ…ッ」

「ダメだなぁー…自分が気持ちいいとすぐ止めちゃうんだから」

喉奥まで咥えさせられて苦しいが、それよりも俺は押し潰される自身の快感に酔っていて、自分から慈郎の足に押しつけるように腰を揺らした。

「…やぁーらしい…、…忍足、ズボンとパンツ脱いで」

ついでに上も、と言われて俺は頭を押さえ付けられたまま全裸になる。その間に上履きと靴下を脱いでいた慈郎は、ピンと勃つ俺の性器を裸足の両足で挟んだ。
そして器用に扱き始める。

「んんぅッ、ふ…うぅ…ッ」

「こっちも……気持ちよくしてね…」

「んぅっ…!」

頭を押さえ付けていた手が今度は両手で頭を支え、慈郎は自分で俺の頭を前後に動かし始めた。
自分の意思とは無関係に口の中を慈郎が出たり入ったり。

「っ…は、やば……」

「ふぅ…っ、ン…ッ」

下では慈郎の足に扱かれたり押し潰されたりで、もう達してしまいそうだ。口内の慈郎のソレもビクビクと震えている。

「忍足…、そろそろ…っ」

「―――ッッア!!」

反り返る性器をぎゅう、と腹に踏み付けられて、俺は自分の身体に精液を撒き散らした。
同時に口から慈郎の性器を引き抜かれ、慈郎の精液は俺の顔に放たれた。
右の視界が白く濁り、見事に右のレンズにぶちまけられたのだと分かる。生暖かい液が右頬をドロリと伝う。

「忍足もうぐちゃぐちゃじゃん」

笑いながら慈郎が言うとおり、俺の顔は慈郎の精液で、胸や腹は自分の精液でぐっちゃぐちゃに濡れていた。

「まだ最後までしてないのに……やらしいなぁ…」

「…そんなん…、言わんといて…」

俺はソファに乗り上げ、慈郎の腿を跨いで肩に手を置く。
慈郎は楽しそうに笑んでいて、そばにあったティッシュボックスから何枚かティッシュを取り出すと、俺の眼鏡や顔、体を汚す精液を拭き取ってくれた。
そして触れるだけのキスをして、ニッコリと笑う。

「俺、忍足ってヤラシくて好き」

「―――……」

好き、という言葉に思わず反応し、顔が熱くなっていくのが分かり、俯いた。

「…そーゆう仕草も、すっげーそそる…」

「…っあ!」

乳首に慈郎の唇が吸い付き、上目遣いでジッと見つめられる。
舌を出し、全体で撫でるように粒を転す様を見せつけられ、俺はまた顔を逸らそうとするが、慈郎の手によって正面を向かされてしまう。
柔らかな唇で覆って優しく吸い上げながら、それに感じている俺の顔を視姦する目。
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