?*忍

□Chicken heart
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背後から、肩越しに眺めるのは。

こいつの胸にぷくりと赤く勃つ突起と、それを捏ねる俺の指。
興奮して膨張しきったこいつのモノと、絡み付く俺の手。
俺が与える快楽に、ビクリと跳ねるこいつの脚。

「あぁ……あっ…、は……けぃご…っ」

横を向けば、すぐ目の前に喘ぐ横顔。
空ろな目をしてだらしなく口を開け、淫らな声と、時々俺の名前を呼ぶ。

「けぃご…っ、あ……あっ…景吾ぉ……」

訂正。
頻繁に俺の名前を呼ぶ。
その姿は堪らなく愛しくて、俺を興奮させるには十分すぎる。

「気持ちいい、か…?」

「ふっ…、っん……ぅんっ……、気持ち…ええ……っ」

こんな問い掛けに素直に答えるのは、理性を手放している証拠。
限界が近いという事。

「…っア、……あ…あか…ッ…、イキそ…ッ」

ほら、やはり。


「いいぜ…、侑士」

「ンッ…!」

耳の裏を舐めるとブルッと震える。


「イケよ……」

耳朶を食んで、胸の突起を摘み、ヌルリと蜜を溢れさせる小さな穴に爪を食い込ませた。

「やッ…あッ、あァッ!」

全身を強張らせ、引きつる両脚の間に白濁を飛散させる。
すべて出し切るまで扱いてやり、そうして射精を終えた忍足の体は一気に力が抜け、俺の胸にしなだ
れた。
吐き出された白濁は、シーツに吸い込まれ染みを作る。


「…大丈夫か?」

「ん……」

コクンと頷く忍足の顔を覗き見れば、うっとりと惚けている。
そっと頭を撫でてやると、その表情のまま俺を見た。

「……景吾も……」

「ん……?」

「景吾も…、……も…限界や…?」

きっと、忍足の腰に当たっている俺のモノを指して言っているのだろう。

「ああ…」

俺はその問いを肯定し、重ねて忍足に問い掛ける。

「お前の中、入っていいか…?」

それに対する忍足の答えなど分かっていて、やはり素直に頷いた忍足に、前に手を着くように要求し
た。

「また…?いっつも後ろからや…」

「その方が慣らしやすいからな」

「…まぁな…」

それは分かるけど景吾の顔をずっと見ていたいのに、と。
そう言う忍足は愛しくて、俺だって本音は忍足の顔を見ていたいけれど、本当は慣らすのが楽という
理由だけでこうさせている訳ではないのだ。

「指、入れるぜ」

「……っん……ッ」

四つん這いになった忍足の孔に唾液で濡らした中指を押し込む。
この行為に慣れた忍足のそこは、従順に指を飲み込んだ。
一番長い中指で、できるだけ奥を掻き回す。

「…ン…っ、……景吾……」

「……もっと?」

「…ん…、…もっと……」

お望み通り、薬指を挿れて数回抜き差しを繰り返し、さらに人差し指も挿入した。
三本も入るとさすがに少しキツく、きゅう、と締め付けられる。
なるべく負担をかけないように、ゆっくりと抽挿を始めた。

「ふっ…、…ンぁ…っ、…あっ…」

途端に上がる甘い声に、誘われるようにそちらに目が向く。
忍足の背中。
腰から上へと中央を真っ直ぐに伸びる窪んだ線、くっきりと浮き出た肩甲骨。
うなだれてるため左右に分かれた襟足から覗く白い項。
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