小説■人間模様
□hideで御礼文
2ページ/10ページ
A STORY
____________
Kira×Rangiku
お日様ぽかぽか、
お腹はいっぱい、
風はそよそよ、
心地良い窓際。
「松本さん松本さん、」
心地良い声。
「ちょっと起きて下さい松本さん?」
揺すられて。
目を開けると、
視界にぱあっと黄色。
ああ吉良だわ、それと?
「ほら見てポピーが」
「あ、」
窓際のポピー。
花ひらく瞬間、ふわり。
やわらか蜜色。
デ・ジャヴ。
「…あんたが笑うとこ?」
「…貴女が笑うとき?」
あなたにそっくり。
「起こしてくれてアリガト」
「いいもの見ちゃいましたね」
「幸せになれそう」
「幸せ、なんですよ」
ポピーが咲いた。
お祝いに、蜜のキス。
____________
20060512〜19
.