小説■人間模様
□視力
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①
「なぁなぁ七緒ちゃん、ちょっとええ？」
「何でしょう市丸隊長？」
「あんな、自分ってメガネ外したらどんくらい見えへんの？」
「えぇと、東仙隊長くらいでしょうか」
「うーん…予想以上やな」
「市丸隊長は視力はお悪いのですか？」
「あぁボク山育ちやから無駄に眼ぇいいねん。両眼2.0以上あんで～」
「…（何だか悔しい）」
「今、眼ぇ細いくせに生意気やとか思わへんかった？」
「いえ別に…」
②
「吉良って視力悪そうよねー」
「副隊長を拝命してから下がり続けてます…」
「でも裸眼なの？」
「まあ日常生活は事足りてますから」
「こいつコンタクト怖くて入れれないんスよ」
「メガネにしたらいいじゃない」
「市丸隊長の悪戯ネタが増えるんで、デメリットの方が多いんです…」
「ねえ、でも霊圧消したギン探す時大変じゃない？」
「！！…敗因はそこか」
「ギン無駄に眼いいしねー」
「とりあえずお前、前髪切れよ」
「恋次、朽木隊長からあの竹輪借りてきてあげれば？」
Fin.
…オチませんでしたm(_ _)m