*HASHIRA'S*

□リョ塚D
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「部長…なんか眠いっす…」

しばらくして、リョーマが机から離れて手塚のいるベッドにきた。

「そ、そうか。たまには早めに休むといい」

「ん…」

ベッドに横になったリョーマは手塚の腕を引いて一緒に寝かせ、そのまま手塚の左腕を抱き枕のように抱き締めてすーすーと寝息をたて始めた。







――20分後。

「…っ…はぁ…」

手塚の苦しそうな吐息。

「…なんだ…これは…?」

身体が熱い。

リョーマにたっぷりと時間をかけて焦らされ続けたときのように、自身がすっかり膨張して濡れているのがわかる。

苦しい…。

こうなってしまっては、射精できるまでおさまらない。

手塚はシャワーを浴びに行こうと、ベッドから起き上がろうとした、が。

「…越前…」

リョーマが自分の腕をしっかり抱き締めて眠っていて、離れない。

その間にも、身体の熱は手塚をどんどん追い詰めた。

こんなに強い欲情を感じたのは初めてで、どうしていいかわからない。

「…くっ…」

自身が疼いて、我慢ができなかった。

「…ぁっ…あぁっ…んぅ…」

手塚はもう何も考えられず、自由になる右手を下着の中に入れて、ビンビンになった自身を扱き始めた。

「うぅ…ぁ、あぁ…ゃだ…やだ…」

…足りない。

元々自慰なんてそんなにしないから慣れてるはずもなく、リョーマが与えてくれる快感には遠く及ばない。

しかも、利き手がふさがっているから、どうしても焦らすみたいな触れ方になってしまう。

自由になるのが片手だけではツンと尖って疼く乳首を一緒に刺激することもできない。

「あぁっ…あっ、んぅ…いやぁっ…」

イきたいのにイけない。

リョーマにはよく焦らされていじめられてるけど、その何倍も苦しくて辛くて、手塚の目から涙が溢れた。




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