*TSUBASA‐K×F‐*

□つきよ
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「答えねぇなら…こうだ」

黒さまの左手が、限界まで膨らんだオレ自身の根元をぎゅっと握る。
それなのに、右手は気持ちよすぎてぐちゅぐちゅに濡れたオレ自身を扱き続ける。

「あぁぁっ!ゃ、ぃやぁぁッ!!」

イキそうだったのに遮られて、それなのに敏感なとこを擦られ続けて、イキたくて堪らないのにイケなくて、ぼろぼろ泣きながら黒さまにすがりつく。

黒さまはにやりと笑ってオレを見下ろした。

「どうしたい?」

「…ぅぅっ…いじわるぅ…!」

「言いたくないならいいけどな」

不敵に笑った黒さまが身体を屈めたかと思うと、腰に稲妻のように強烈な刺激が走った。

「ああぁぁっっ…!!」

ガチガチの自身をくちゅくちゅと口で攻められ、苦し過ぎて涙が噴き出した。

「ぅ、あぁッッ…やぁぁん!!もぉやあァ…っ」

もう堪らなくて、我慢できなくて、羞恥を抑え込んで懇願した。

「…もぉイキたい…おねがい…」

恥ずかし過ぎて身体の熱が増した気がした。

なのに、黒さまはまだ許してくれなかった。

「どうして欲しいんだ?」

口淫を中断し、意地悪な目でオレを見下ろして問う。

「…手、はなして…」

仕方なくそうねだると、黒さまはオレ自身の根元を握る手を離してにやりと笑う。

「これでいいか?」

「…うぅ……」

いいはずがない。
イカせてもらえないと気が狂いそうなのに。

「…イカせて…」

顔から火が出そうなほどの羞恥を懸命に押し殺してねだったのに。
黒さまはまだ許してはくれなかった。

「どうやってイカせて欲しいんだ?」

「…いじわるぅ…!」

こういう時は泣いても喚いても無駄だ、苦しい時間が長引くだけだ、と必死に言い聞かせて、オレは黒さまにすがった。

「…オレの……なめて…くちゅくちゅってして……おねがい、いかせて…」

「……………!」

恥ずかし過ぎてまた涙が溢れる。
焦らされる苦しさも相まって泣きじゃくり始めたオレを、黒さまがぎゅぅっと抱き締めてくれた。

「…好きだ」

そう言うなり、黒さまはオレ自身をぱくりとくわえた。
ぎんぎんに膨らんで反り返る茎をペロペロ舐め回し、くちゅくちゅと音を立てて吸い上げ、根元をくにくにと扱かれる。

「…あァん、ぅあぁぁっぁ…!!」

あまりの快感に身体が強張った。
めちゃくちゃ気持ちよくてもう一瞬も我慢できなくて、オレはあっという間に登り詰め、黒さまの口の中で射精した。

「…っ…はぁ……はぁ……はぁ……」

荒い息をつくオレを、黒さまが優しく撫でてくれる。

それが嬉しくて、恨み言を言うのはやめにして黒さまに抱きついた。

「…眠れそうか?」

真顔で聞かれて驚いた。
黒さまだって、前をガチガチに勃たせてるくせに。

オレは何も言わず、黒さまの下半身に腰を擦り付けた。
見上げると、ちょっと怒ったような黒さまの顔。

でも、これは欲情してるときの顔だと、オレはもう知っている。







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