*HASHIRA'S*

□リョ塚A
1ページ/4ページ

リョーマは機嫌が悪かった。

部活中、ずっと手塚を見つめていたら、睨まれたからだ。

それでも見つめていると、グラウンド二十周を命じられた。
反論しようとしたら三十周にされた。

リョーマは帰るふりをして部室の外に隠れていた。
やがて大石が出てきた。残っているのは手塚だけ。

リョーマはぱっとドアを開けて部室に入った。
後ろ手で鍵をかける。

何気なくこっちを見た手塚の顔が硬くなる。

「越前・・・。どうした?忘れ物か?」

リョーマは何も言わずに手塚に近付く。
手塚が後ずさる。

「逃げても無駄っすよ。」

「・・・どうしたんだ?」

「とぼけるんすか?」

リョーマは手塚を床に押し倒した。
明らかに手塚の方が体格がいいのに、手塚は呆気なく床に倒れた。

「部長、ひどいっすよ。」

リョーマが言うと、手塚に睨まれた。

「部活中はやめろといつも言っている。」

「部活中だけじゃないじゃん。学校でもでしょ。」

「当たり前だ。」

「じゃあいつ部長と恋人同士になればいいんすか?」
「誰が恋人だ!」

「部長。だって、部長は恋人同士じゃなくてもこんなことするんすか?」

リョーマは手塚の制服のボタンに手をかけた。


「やめろ!」

「部長、抵抗すると跡つけますよ。」

「いい加減にしろ!」

怒鳴られて、リョーマはとても冷たい気持ちになるのを感じた。

ふと周りを見ると、青い縄跳びが目に入った。

リョーマはそれを掴むと、手塚の両腕を縛った。

「越前!」

「部長が悪いんすよ。素直じゃないから。」

リョーマは手塚のシャツを開くと、胸の突起を指先で転がす。

「んっ・・・」

手塚はびくっと体をしならせる。

「ほら、こんなに感じるくせに。」

「越前、やめろ!」

リョーマは手塚を睨んだ。

「部長のバカ。」

「誰がバカだ。早くこれを解け。」

「・・・・・・」

リョーマは手塚のズボンと下着をまとめて膝まで下ろしてしまった。




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ