*F×other*

□心機一転
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「長太郎、この前の約束忘れてないよね?」

にこにこにこ。

満面の笑みの周助先輩に迫られて俺は反射的に後ずさる。

「あ、逃げるの?」

くす、と笑って周助先輩の細い腕に肩と腰を捕まえられた。

「えっとっ…、あっ、映画に行く約束ですか?!」

「あの作品はまだ公開されてないよ」

そのまま手を引かれて、周助先輩の手を振りほどくなんて選択肢は俺にはないからあっという間に周助先輩の部屋のシンプルなベッドに押し倒された。

「…周助先輩…?」

仰向けになった俺に馬乗りになる周助先輩は、妖艶な笑みを浮かべて俺を見下ろす。

「長太郎はエッチのとき素直に気持ちいいとかもっとしてとか言ってくれるんだよね?」

「…う…」

やっぱりそのことか…。

約束まではしなかった気がするけど、せっかく周助先輩が触れてくれるのに恥ずかしいからとは言えいやいや言ってしまうのは俺に非があるから…俺は覚悟を決めて頷いた。

「いい子」

くすりと笑って俺の頭をよしよしと撫でる周助先輩が凄く綺麗で、俺は茫然と見とれてしまった。

「長太郎?」

怪訝そうに呼ばれて我に返る。

「周助先輩、美人ですよね…」

「美人?」

周助先輩はくすくす笑って、俺の頬にちゅっと口付けた。

「長太郎は可愛いよ。大きい犬みたいで」

「…犬ですか…」

それは喜んでいいのか悲しんでいいのか…

「あれ、長太郎犬嫌い?」

「そんなことはないですけど…」

「僕は好きだよ?」

そして髪の毛をくしゃっと撫でられて、首筋にちゅっと口付けられて、そのまま服のボタンに手をかけられて胸元に舌を這わされて、すぐに何も考えられなくなった。

「長太郎、どこが気持ちいいかちゃんと教えてね?」

「…う…」

「どうされるのが好きなのかちゃんと教えて」

「…ん…それ、なんかへん…」

乳輪をぺろぺろ舐め回されると焦れったくて乳首が尖ってしまう。
それでも周助先輩は乳首は舐めてくれなくて、じんじん疼く乳首が苦しい。

「しゅーすけせんぱいっ…周りばっかりはやだぁ…」

「じゃあどうしてほしいの?」

素知らぬ顔で聞き返されて、泣きたくなりながら口を開く。

「……ちくびも、舐めて…」

「こう?それとももっと強く?」

すっかり過敏になった乳首をチロチロと舌先でつつかれびくびく震えながら必死に首を振る。

「あぁんっ!それだめっ…もっとッ…、つよくがいいっ!」

「いい子」

チュッと乳首を吸われて背筋が跳ね上がる。
甘噛みされたり舌を押し付けるように舐め回されると、快感が腰に溜まってぎんぎんに勃起してしまった。

「長太郎のすごい、もうガチガチ。そこも弄ってほしい?」

恥ずかしくて堪らない部分をまじまじと見られて身体中が熱くなる。
あまりの羞恥に涙が出てきた。

「泣かなくていいよ。感じてくれて嬉しいな」

目元に口付けられて優しく宥められ、周助先輩にしがみつく。

「…そこも、してほしい…」

「どうされるのがいい?手?それとも口?」

「…うぅ…」

恥ずかしすぎて答えられずに俯くと、周助先輩が笑って髪を撫でてくれた。

「ね、長太郎?僕は君に気持ちよくなってほしいだけなんだけど、そんなにイヤ?」

「…そんなっ…イヤなはずないですっ!」

「じゃあいいじゃない。長太郎のイイとこ、全部教えて?」

おねがい、と耳元で囁かれて耳朶をちゅっと吸われて身体の力が抜けた。









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