dream

sweet sea date☆
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夏だ!

海だ!

咢だ!!ってコトで、今日は愛しのマイ彼氏、鰐島咢君と、海水浴に来ています♪


「ファ〜ック。なんでこんなクソ暑ぃ日に海なんざ…」

「お待たせ咢!どうかなっこの水着!?昨日買ったばっかりなんだ!」

「…………ちっ。」

お、おぃおぃ。彼女の水着姿にノーコメントですか?(むしろ舌打ち?)思い切ってビキニなのに。

「寸胴。早くパラソル立てるぞ。」

そう言って、スタスタと歩いて行ってしまう。
…そんな憎まれ口叩いたって、耳まで真っ赤なの後ろからでもわかるぞ。
くあぁ〜もう可愛すぎる!濃い青の長めの海パンも、すごく良く似合ってる。パラソルをかかえて歩く咢を、浜辺の女の子達は目を留め、振り返り、きゃぁ、とか黄色い声を上げている。
咢は気づいてるんだかシカトしてるんだか、そんな女の子達を気にする様子は全く無い。
ひひひ。それウチの彼氏だから。

「あの後ろにいるの、お姉さんかな?」

「じゃない?家族で来てるんだね〜可愛い♪」

………ファック。彼女だボケ。

前からおぃ、と呼ばれ視線を上げると、咢が砂浜にパラソルを立てていた。

「ここにするか。」

「うん♪あ、咢眼帯外さないの?変な日焼けになっちゃうよ?」

咢はそうだな。と言って眼帯を外した。
私達は荷物を置いて、こないだ買ったふたりで入れる浮き輪を持って海へ入った。

「気持ちいい!」

「あぁ、思ったより冷てぇな。もうちょっと沖まで出るか。」

「ウィ!」

私は浮き輪の中に入ってぷかぷか。咢は浮き輪についてるロープを引っ張って、沖へ沖へと泳いでいく。らくちーん♪
足が地面から離れるくらいの所まで来て、咢は止まってこっちを向いた。

「つかれた。もうこのへんでいーだろ。」

と言っても、このくらい沖まで出て泳いでるのは、私達の他にはほとんどいない。咢はいきなりザブンと波音を立てて、海の中に潜ってしまった。

「え!?咢!!??」

あれっと思った瞬間、私が入っていた浮き輪の内側に、またもやザパンと水音をさせて、咢がひょっこり顔を出した。

「!!??」

「ぷふぅー。」

咢は片腕で浮き輪を背もたれにするようにつかまり、片手でその濡れた髪の毛をかき上げた。

「あっあぎっあぎと!?近い近い!」

「あ?そのためにこのラブサイズの浮き輪を選んだんだろーが」


ニヤリ、と黒い笑顔。こっこの顔、嫌いじゃないけど〜!!!!




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