09/19の日記

21:03
突発的本紹介。
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久しぶりに、今ハマってる本を紹介したいと思います^^

三遊亭円朝作の、『牡丹燈籠』。あの有名な、怪談話ですね。
色々な出版社から、色々な形で出されてるモノだと思いますが、敢えて岩波文庫のをオススメします。
やっぱ、古典を読むなら岩波でしょ!という安易な発想で。ま、一番安心できると言いますか。

良い所は、元が噺家のモノなら、活字にする時も音とかテンポ重視といいましょうか……そんな感じの所(アバウトすぎ)。
同じく岩波文庫の、『水滸伝』を読んだ時は、マジで感動しましたね。訳者は吉川幸次郎氏と、漢文学分野の権威である先生が訳しておられる辺りも、流石としか言いようがありません。
なまじ、文調が整えられて、読み易い物よりも、この『牡丹燈籠』や『水滸伝』の方が、臨場感があります。噺家特有の言い回しやら、やたら一文が長い所やら、目で追うよりも、耳で聞く為の文章、て感じです。
特に、『牡丹燈籠』の江戸っ子口調は癖になる……本当に、面白い一冊です。

…て、文体を語ったら、内容とか物語の緻密さに触れられなかった( ̄□ ̄;)!!

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