お題
□ささやいて。
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耳元で囁かれると どうしても弱いんだ。
それは 誰でもじゃなくて、
貴方 だから。
耳の中を撫でられたみたいに くすぐったい。
それだけで息が少し上がる。
全身がぞくぞくと甘く痺れる。
『好きだよ』
聞き飽きたハズの言葉なのに
何故こんなにも嬉しい気持ちになるんだろう。
気が付けば、自分から腕を伸ばして抱きしめていた。
「どうしたの？」
なんて聞いてくるから
「…なんでもない…」
教えてあげない。
自分から仕掛けてきたくせに。
本当は全部お見通しのくせに。
分からない振りをするのはずるい。
ぎゅっと腕の力を強めた。
彼よりも幾分背が低いために、自然と顔を胸にうずめることになった。
あったかい……
なんだかとても居心地がよくて
そのまま眠ってしまいそうになった。
「ルルーシュ…ずっと大好きだからねｗ」
「ばか……///」