短編

□たとえそれでも…
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たとえば僕らの繋がりがすべて偽りだとしても

あの時間 あの場所での兄さんと過ごした日々は嘘じゃない。



たとえ嘘だったとしても

僕に微笑みかけてくれた
あの 優しい眼差しは嘘なんかじゃない。



たとえ兄さんが僕のこと嫌いでも
たとえそれを僕が前から気付いていたとしても


触れたくなかった


逃げてたんだ


だって 兄さんとの繋がりがなくなりそうで 怖かったんだ。


兄さんの優しさで慣れてしまった僕には、それを手放すことが出来なかった。




だから、兄さんに死んで欲しくなかったんだ。
たとえ自分が犠牲になってでも護りたかったんだ。




ねぇ兄さん?


口ではああいう風に言っていたけれど

本当は


少しは


僕のこと


好きでいてくれた?




兄さんは嘘つきだから…

そう解釈しても良いよね?

だって僕はもう無理そうだから。


息をするのが辛くて

けど 大好きな兄さんが傍にいてくれるなら
死ぬのも怖くない
だから 今までのことも含めて

僕は幸せだったよ

兄さんに出逢えて…
兄さんの弟になれて本当に良かった…


だから そんな 寂しそうな顔をしないで?

僕に


明日をくれて


ありがとう…









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ロロ…
最近ちょっとまた好きになりかけていたのに…
少しだけ悲しかったので…
書いてみました。
意味不明文ですいません…;;
 

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