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□ ■ 紫色の休日 ■ □
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!過去作に手直しを加えたものです
「任務…?」
クッキーを食べる手を止めて見上げるは全身紫の自分の上司。
間抜けな声で問う私を、溜息を漏らしながら見下ろしている。
「…さっきからそう言ってるだろう?」
「だ、だって…嘘、本当に、任務?」
うんざりと言うサレにうろたえながらもう一度問う。
ちなみにこれで5回目。
だって、だってせっかく久しぶりに今日は仕事が無いのに!
せっかく昨日全部書類まとめ終わったのに!
最近特に忙しくて…休む暇もなくて…今日というなにもない日をとてもとても楽しみにしてたのに!
でも、四星であるサレに言い渡されるなんて、よっぽど重要な任務に違いない。