ギャグマンガ日和
□桃ノ花ビラ
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「いーもこっ!」
毎朝、玄関から聞えるトラブルメーカーの声。
そんなアンタに、今日も振り回される僕。
その笑顔を見てると、何だか憎めなくって・・・
何やってんだ、僕の大バカめ。
「私は妹子のコト、大好きだからな」
お茶を飲みながら、犬とじゃれながら、
さりげなく言われる言葉に何故か、最近は異常に気になって―
たまには僕も、―なんて。
「太子」
「ん?なんだ?」
「僕も太子のコト、だ・・
大好きです//!」
「そうか^^」
―じゃなくって!
反応それ!?
もっと、こう―なんか照れるみたぃな・・・
あああじれったい!!!
「―僕は太子のコトが好きなんです。
ちゃんと、こっち見て太子も・・・//」
「何だ、急に・・今日の妹子、少しオカシイぞ?風邪でも引いてるのか?」
そう言って、パッと右手を僕の頬に当てる君。
あぁ、本当は凄く嬉しかったのに―
「もうっ、太子なんて大っ嫌いです!」
「妹子・・・」
こんな不器用な自分が情けなくて、悔しい。