銀魂

□紅月T
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牢獄の中 小さな窓 鎖で繋がれている自分

ガチャガチャと音を立てても、その鎖は切れない

いや、契れるはずなど無い
“悪魔との契約”私は身体の自由を売った

悪魔の足音が近づいてきた
怖い、ともう一人の自分が呟く。
逃げちゃ駄目、ともう一人の堕天使が呟く。


「神楽?」

ニコニコと憎たらしい程の笑みを浮かべて私の名を呼ぶ悪魔は―私のバカ兄貴だ。何か嬉しいことでもあったのか、ケラケラと笑っていた。


「面白いね、神楽」

ケラケラケラ・・・

「?」
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