銀魂
□あたしがあなたを選んだ理由。
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「えーと・・・西ターミナルの出口前」
「でも、あそこには誰もいないよ?
時間とか間違えたんじゃないの??」
「そんな筈ないネ。この時間アル」
「携帯でメールしなよ」
「うん」
今度は静かな場所に、携帯の音だけが鳴り響く
何分待っても、返事は来なかった
「きっと何かあったんだよ。
こうなったら、その家へ直接行くしかないね」
「・・・」
「なーにシケた面してんだ
ほらッ、行くぞ」
ホント、私のバカ兄貴はな何もわかってないアル・・・
もしかしたら銀ちゃん、私に会いたくないのかも・・・。
自分の淋しさを忘れる為に、銀ちゃんから貰った手紙もメールも、何も返さなかった
ねぇ・・・私のコト、嫌いになってたりしないよね??
憂う想いを堪えながら、ターミナルを出た。
ココから万事屋までの道は・・・
記憶に自信はないけど、迷ったら人に聞けば良いんだから。
「お前って、そんなにソイツの事が好きなんだな」
「///急に何アルか!!?
私は別に・・・銀ちゃんなんて・・・」
「瞳が恋してるからさ」
「恋なんてしてないモン」
「きっとソイツ、今のお前見たらビックリすると思うぜ?w襲われねーようになww」
「銀ちゃんはそんな人じゃないヨ!
銀ちゃんは・・・」
「おっ!甘味屋じゃねーか!
しかも美味そうな団子!!」
…ダメだ、こりゃ。
「お、お客さん食べてく?今なら一本300円だよ!」
「よッ、太っ腹だねィ」
おまけに、なんか喋り方も・・
アイツと似ててムカつく
「も〜そんなのいいから早く行こうヨ」
「うっせなァ。旦那、こいつにも焼き団子一つ」
「いらないネ。さっさと行かないと置いていくアルヨ!?」
「はいはーい」
こりゃもう、足手纏いっていうレベルじゃないネ!(怒)
「「あ」」
泣きっ面に蜂、っていうのはこういう事で
ただでさえ脇にウゼーのが居るのにー
「万事屋のチャイナじゃないですかィ」
「げっ・・・!」
「何してんでィ、こんな処で」