銀魂
□あたしがあなたを選んだ理由。
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で、地球なんて船に乗って行っちゃえばスゲー早いワケで、あっという間に着いてしまった。
ターミナルにはいっぱい人がいて、何回かお兄ちゃんと逸れそうになった
私はそのたびに、ホッとしたりビックリしたり・・・
あ、またどっか行っちゃった
もう…私は早く、銀ちゃん達と会いたいのに。
「ちょっと神楽!勝手にどっか行かないでよ」
パッと掴まれた右手
少し、緊張してしまう
お兄ちゃんとはいえ、男の手を握るなんて・・・それも、バカ兄貴の。
離そうとしたけど、強く握られているせいで解けなかった
「ん〜っ!」
「こーしてねーと逸れちまうだろうがっ♪」
何でそんなにノリノリなんだヨ
っていうか何でお前がこの世に存在すんだヨ
「え?何でボクがこんなに嬉しそうなのかって?それはね・・・
ボクは江戸のご飯が大好きなんだよ★特にさぁ・・・」
船旅の中で、何回も聞いた言葉
でも、本当はそれだけじゃないのかも
「ところで、銀さん?って言うんだっけ?どこで待ち合わせしてるの?」