銀魂
□あたしがあなたを選んだ理由。
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あたしは今、18歳。
地球を離れて、遥か彼方のどこかの星に住んでいる
最初はみんなと離れるコトがとても寂しくて、何度も電話したり泣いてたりしてたけど、段々慣れてきた
もともと、あたしの住む場所はココだった訳だし。
でも、江戸やみんなのコトは今でも好き。
あたしの、もう一つの“HOME”
だから・・・
だから、また地球に行けるってパピーに聞いた時は、とても嬉しかった
「いいか。神楽。お前も、もうガキじゃねぇんだ。江戸の街は物騒だから、気を付けるんだぞ」
「そのセリフもう聞き飽きたネ。」
「だって父ちゃん、お前のコトが心配で・・・なんかあったらどうするんだ」
「何もないヨ。私には銀ちゃんが付いてるから大丈夫アル♪」
銀ちゃん・・・
その懐かしい名を呼ぶのは、幾年ぶりだろうか。
「俺はむしろそっちの方が・・イヤ、なんでもない」
「じゃー行って来るヨ!」
「あー待て待て!!やっぱ凄く心配になってきた!!可愛いお前が、誰かに連れ去られたりしたら大変だ!
けど、俺は今日仕事あるしな〜」
「ボクが行こうか?」
…出た、私のバカ兄貴が。
「おお!それは頼もしい!!
さすが、わが息子!じゃあ宜しく頼むよ!!!」
え?何ソレ?冗談でしょ??
こんなバカ兄貴と一緒に過ごすなんて、まだハゲてしまう方が増しアル!あ、ハゲんのはやっぱ嫌―
「ボク地球なんて一回しか行った事ないからさ〜少し案内してよ」
「足手纏いになんなヨ」
「わかってるよ♪」
絶対、わかってないクセに